ヴォーグ バイク

プジョー・ヴォーグSPを買ったのでインプレしてみる

プジョー・ヴォーグSP(リア)

制限速度30km。二段階右折。二人乗り不可。

原付一種(50cc以下)のバイクは制限が多いですが、近所でちょい乗りするには便利な乗り物ですよね。

今乗っているグロムは2~3kmくらいの距離を往復するような乗り方だとオーバースペック気味です。

そこで近所のちょい乗り用に原付一種のバイク(50cc)を探していたところ、面白そうなバイクを見つけたのでフリマアプリで入手しました。

その名は『プジョー・ヴォーグ』。

車のイメージが強いプジョーですがバイクも作っているんです。

そしてこの原付バイクはペダル付きの自転車バイク“モペッド”なんです。

入手したのは、燃料関係(コック、フィルター、ホース)、キャブレター、チェーンが新品に交換済みの、走行距離3,400kmほどの低走行車です。

そんなちょっと変わった『プジョー・ヴォーグSP』についてインプレしてみたいと思います。

『プジョー・ヴォーグSP』は約1年間所有。置き場所の関係で2017年に売却しました。

 

モペッドって何?

モペッドは簡単に説明すると“エンジン付きの自転車”です。

ヨーロッパでは郵便配達や学生の足として使われていますが、日本国内ではまず見かけない珍しい乗り物です。

ちなみに『フキプランニング』が国産唯一のモペッドメーカーです。

走行性能は電動アシスト自転車と原付バイクのちょうど中間くらい。

しかし価格は輸入モペッド(トモス、ピアジオ、プジョーなど)で20万円以上するので、原付一種(50cc以下)のスクーターより価格は高めです。

走行性能は低く、価格も高いけど、デザインはオシャレ。

そう考えると完全に趣味に特化した乗り物ですが、人とは違うバイクに乗りたいという人にはピッタリのバイクではないでしょうか。

 

プジョー・ヴォーグSPってどんなバイク(モペッド)?

プジョー・ヴォーグSP(フロント)

『プジョー・ヴォーグSP』とはどんなバイク(モペッド)か?簡単にまとめてご紹介します。

プジョー・ヴォーグのスペック

エンジン - 空冷2サイクル単気筒 バリエーター(無段変速機)付
排気量 - 49.1cc
乾燥重量 - 44kg
全長 - 1690mm
タイヤサイズ(前後とも) - 2 1/2×17
ブレーキ(前後とも) - 80mmドラム
燃料タンク容量 - 5リットル
最高出力 - 2.6ps/6000rpm
始動方式 - ペダル
オイル供給方式 - 混合

引用:Wikipedia

プジョー・ヴォーグSPの特徴

  • 車体は自転車サイズで置き場に困らない。
  • 重量はバイクとしては最軽量クラス。
  • ペダルでエンジン始動(バッテリーレス)
  • 2ストロークエンジン(混合燃料)

上記のポイントはヴォーグに限らず、他のモペッド全般にも共通しているポイントです。

サイズ感は少し重めの電動自転車というイメージで、50ccの小さなスクーターよりも取り回しは良いです。

ペダルによるエンジン始動は多少コツがいりますが、排気量も小さいので女性でも困ることはないでしょう。

『混合燃料』とはエンジンオイルとガソリンを混ぜた燃料のこと。

給油の際はエンジンオイル(2スト用)を直接給油口から注ぎ込みます。

混合比はガソリン1Lあたりオイル20~30cc(2~3%)にしていました。

オイルはホームセンターやネットで売られている安いもので十分です。

デザイン

モペッドのウリは何といってもデザインの高さだと思います。

とくに女性やお年寄りからのウケはいいですね。

「オシャレなバイクだね」とか「どこの自転車?」とか色々な人から声をかけられます。

田舎ではまずモペッドは見かけないので、物珍し気な視線を感じることもあります。

スクーターはどれも似たり寄ったりなので、信号待ちでは余計にオシャレ度が際立ちます。

走行性能

たったの2.6馬力ですが、思っている以上に元気な走りを見せてくれます。

メーター読みの最高速は60km。このとき社外の速度計は55kmを表示しました。(私有地で検証)

2ストロークのエンジンと軽い車体も相まって、同じ排気量なら4ストロークのバイクよりも速く感じます。(たぶんモンキーよりも速いです。)

ただしフレームは自転車に近いため、速度が上がってくると振動も大きくなります。

車体へのダメージも考えると、ゆっくり走るのがこのモペッドの正しい使い方のような気がします。

燃費

約1年間(走行距離500kmほど)の平均燃費は33km/L弱。

最低燃費は25km/L、最高燃費は40km/Lでした。

“2ストは燃費が悪い”というイメージがありますが、意外にも燃費は良く150kmくらいは給油を気にせず走れます。

乗りやすさや取り回し

車体は小さくて軽いので、小柄な女性でも取り回しに苦労することはありません。

一方で男性でも小ささがデメリットになることはなく、自転車に乗る感覚で気軽に扱えます。

タイヤは17インチと外径が大きく細いため、直進安定性が高くコーナーはヒラヒラと軽快に曲がります。

またシートは自転車のサドルと同じように体格に合わせて高さが調整できます。

 

プジョー・ヴォーグのメリットとデメリット

『プジョー・ヴォーグSP』を所有してみて感じたこと、メリットやデメリットについてまとめてみました。

ヴォーグを買うメリット

  • 原付スクーターよりもオシャレ
  • 2ストなので加速が良い
  • シンプルなつくりなので整備しやすい
  • 故障しても自転車として使える

何十年も前に設計されたバイクなので、つくりがとてもシンプルです。

キャブレターの清掃、タイヤ、チェーン交換など基本的な整備は、自転車を整備できるスキルがあれば簡単にできてしまいます。

また、ペダルには“バイクモード”と“自転車モード”を切り替えるスイッチがあり、万が一出先で故障してもペダルを漕いで走ることができます。(かなり大変ですが。)

ヴォーグを買うデメリット

  • 新車・中古車の価格が高い(新車はもう買えない?)
  • 補修部品がない
  • 整備や修理に関する情報がない
  • バイク屋でも修理を断られる

一番苦労するのが故障したときです。

パーツリストやサービスマニュアルがなく(探せば見つかるのかもわかりませんが)、整備や修理に関するブログやサイトもほとんどありません。

補修部品も価格が高く、調達するためにかなりの時間と手間が必要です。

「よく調べた上でヤフオクで落札した新品の純正部品が全く動作しない」僕にもこんな経験があります。

このような状況のため、修理を受け付けないバイク屋さんも多く、維持することは簡単ではありません。

 

プジョー・ヴォーグを買うなら正規販売店で

プジョー・ヴォーグのスピードメーター

プジョー・ヴォーグは国産車に比べて故障しやすく、また修理するのも簡単ではないバイクです。

自分で修理や整備をするスキルがなければ、価格も維持費もかかるため、購入するにはかなりの覚悟が必要です。

デザインが気に入ったからといって、個人売買で価格の安いヴォーグを購入するのはリスクが高すぎます。

それでもヴォーグが欲しいなら、プジョーの正規代理店、または購入後も面倒を見てくれるバイク屋さんで購入することをオススメします。

2018年現在『プジョー・ヴォーグ』は新車販売が終了させています。

プジョーモトシクルの代理店であっても、補修部品を調達してくれたり、修理をしてくれる保証はないため、必ず事前に確認をしておきましょう。

 

まとめ

自己所有、レンタルバイク、代車など、今まで10台以上のバイクに乗ってきました。

もし、その中で一番楽しいバイクは?と聞かれれば、僕は『プジョー・ヴォーグSP』を挙げたいと思います。

自転車の車体にバイクのエンジン。2ストエンジンの音と加速感は排ガス規制が厳しい今となっては、なかなか味わうことができません。

一方でメリットよりデメリットの方が圧倒的に上回るバイクでもあります。

オシャレだからとデザインだけで選ぶときっと後悔することになるでしょう。

もしヴォーグを買いたいなら、価格が高めでも修理まで面倒を見てくれるバイク屋さんで買いましょう。

自分で修理ができるスキルがある方、または良いバイク屋さんが近所にある方にとっては、きっと満足度の高い楽しいバイクになってくれるでしょう。

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